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湯沢 大輔(ゆざわ だいすけ) 3年 S1 部長
身長176cm オールラウンダー
利き腕:右
血液型:B
趣味:愛犬との散歩・読書
好きな食べ物:鯖の味噌煮
得意、好きなもの:裁縫。一生懸命な人
苦手、嫌いなもの:常識がなっていない人
得意科目:国語、英語、数学
苦手科目:音楽
好みのタイプ:明るく元気な人
黒髪に切れ長の瞳。純日本系の色白美人。
切れ長の瞳だが、笑顔が絶えないため怖がられることはない。
だが、怒っているときも笑顔のため、よく知らない人は「彼の怒ったところを見たことがない」という。
基本的に笑顔のため、仲間内では奥が知れないと少し恐れられている。
人の好き嫌いが激しい。
一度受け入れられると、凄く大切にしてくれる。
人当たりもよく、いわゆる「優等生」。
一時期生徒会長への推薦の話も上がったが、テニス部部長のためそれを辞退。
テニスに対する思いいれは人一倍で、立海テニス部部長であることに誇りを持っている。
気に入った人に対しては基本的に名前呼び。
立川 健太(たちかわ けんた) 3年 S2
身長167cm アグレッシブ・ベースライナー
利き腕:左
血液型:A
趣味:音楽鑑賞(主にJ-POP)
好きな食べ物:中華系
得意、好きなもの:公園の鳩を捕まえること
苦手、嫌いなもの:苦い食べ物
得意科目:数学、国語
苦手科目:歴史、家庭科
好みのタイプ:気遣いができる子
明るいこげ茶の髪の毛に、アーモンドの瞳を持つ、いわゆるムードメーカー。
人懐こく明るい性格で、男女ともに人気が高い。
面白いことが大好きで、何かを思いついては即実践している。
少し猪突猛進なところがある。
人の感情に敏感で、さり気ない気配りが出来る。
凄くいい人。そのために好きな子が出来てもいつも「いい人」止まり。
友達にはもってこいの人物だが、それ以上にはなかなかなれないらしい。
北岡によく恋愛相談をしている。
遊ぶときは遊ぶ。練習するときは練習。
何をするにも全力を出し切る人。そのため、後輩にも凄く好かれている。
中華系の食べ物が好きで、中でもエビチリと麻婆豆腐が最近のブーム。
甘辛いのがいいのだという。
名前の呼び方は誰に対しても名前呼び。
部長と副部長のみ名前の後ろに「~部長」「~副部長」がつく。
身長176cm オールラウンダー
利き腕:右
血液型:B
趣味:愛犬との散歩・読書
好きな食べ物:鯖の味噌煮
得意、好きなもの:裁縫。一生懸命な人
苦手、嫌いなもの:常識がなっていない人
得意科目:国語、英語、数学
苦手科目:音楽
好みのタイプ:明るく元気な人
黒髪に切れ長の瞳。純日本系の色白美人。
切れ長の瞳だが、笑顔が絶えないため怖がられることはない。
だが、怒っているときも笑顔のため、よく知らない人は「彼の怒ったところを見たことがない」という。
基本的に笑顔のため、仲間内では奥が知れないと少し恐れられている。
人の好き嫌いが激しい。
一度受け入れられると、凄く大切にしてくれる。
人当たりもよく、いわゆる「優等生」。
一時期生徒会長への推薦の話も上がったが、テニス部部長のためそれを辞退。
テニスに対する思いいれは人一倍で、立海テニス部部長であることに誇りを持っている。
気に入った人に対しては基本的に名前呼び。
立川 健太(たちかわ けんた) 3年 S2
身長167cm アグレッシブ・ベースライナー
利き腕:左
血液型:A
趣味:音楽鑑賞(主にJ-POP)
好きな食べ物:中華系
得意、好きなもの:公園の鳩を捕まえること
苦手、嫌いなもの:苦い食べ物
得意科目:数学、国語
苦手科目:歴史、家庭科
好みのタイプ:気遣いができる子
明るいこげ茶の髪の毛に、アーモンドの瞳を持つ、いわゆるムードメーカー。
人懐こく明るい性格で、男女ともに人気が高い。
面白いことが大好きで、何かを思いついては即実践している。
少し猪突猛進なところがある。
人の感情に敏感で、さり気ない気配りが出来る。
凄くいい人。そのために好きな子が出来てもいつも「いい人」止まり。
友達にはもってこいの人物だが、それ以上にはなかなかなれないらしい。
北岡によく恋愛相談をしている。
遊ぶときは遊ぶ。練習するときは練習。
何をするにも全力を出し切る人。そのため、後輩にも凄く好かれている。
中華系の食べ物が好きで、中でもエビチリと麻婆豆腐が最近のブーム。
甘辛いのがいいのだという。
名前の呼び方は誰に対しても名前呼び。
部長と副部長のみ名前の後ろに「~部長」「~副部長」がつく。
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伏見 翔(ふしみ かける) 3年 D1 副部長
身長177cm カウンンター・パンチャー
利き腕:左
血液型:A
趣味:空の観察・空手
好きな食べ物:オムライス
得意、好きなもの:回し蹴り
苦手、嫌いなもの:甘すぎるもの
得意科目:歴史・科学
苦手科目:美術
好みのタイプ:小動物的な人
漆黒という名が似合いそうな、鴉の濡れ羽色の髪に、同じような黒色の瞳。
背がすらっと高く、手足ともに長め。
少したれ目がちな瞳から優しげな雰囲気が醸し出されている。
性格も見た目と変わらず、大人しく優しい。
自他共に厳しいところがあるが、アメとムチの使いどころが絶妙。
湯沢を止めることが出来るのは、今のところ彼だけだ。
テニスの他に空手も齧っており、帯は持っていないがそこそこ強い。
不良に絡まれている女の子を助けた経験あり。
無意識のフェミニストで、ある種紳士。
優しく微笑む姿は立海の天使と称されることもしばしば。笑
仲がいい人には名前に「~君」。
それ以外は苗字に「~さん」、「~君」。
長谷川 拓真(はせがわ たくま) 3年 D1
身長182cm オールラウンダー
利き腕:右
血液型:A
趣味:読書(主に詩集)、短歌や俳句を詠むこと
好きな食べ物:食パン
得意、好きなもの:カードゲーム(特に百人一首、花札、カルタ)
苦手、嫌いなもの:虫系全般
得意科目:古典、現国、地理
苦手科目:美術(絵心が皆無)
好みのタイプ:瞳の綺麗な人。
こげ茶色の真っ直ぐな髪の毛。見た感じもう「真面目です」のオーラを出している。
見た目の通り、真っ直ぐな人物だが、どこか雰囲気が冷ややか。
かなり冷静な性格。ちょっとやそっとじゃ動揺しない。
ちょっと堅物で頑固なところがあるが、根は一途で内なる闘志を秘めている。
立海テニス部の会計。
絵に描いたような優等生だが、絵が保育園児並みのことを微妙に気にしている。
授業で作ったネコをモチーフとした作品は皆から「ナマハゲ」と言われていた。
粘土をいじらせてもかなりアバンギャルドで前衛的な作品が生み出される。
虫が極度に嫌いらしく、動揺はしないものの、目を見開いて無言で後ずさりする。
その様子が面白いので北岡とかによくからかわれる。
基本苗字呼び捨て。
身長177cm カウンンター・パンチャー
利き腕:左
血液型:A
趣味:空の観察・空手
好きな食べ物:オムライス
得意、好きなもの:回し蹴り
苦手、嫌いなもの:甘すぎるもの
得意科目:歴史・科学
苦手科目:美術
好みのタイプ:小動物的な人
漆黒という名が似合いそうな、鴉の濡れ羽色の髪に、同じような黒色の瞳。
背がすらっと高く、手足ともに長め。
少したれ目がちな瞳から優しげな雰囲気が醸し出されている。
性格も見た目と変わらず、大人しく優しい。
自他共に厳しいところがあるが、アメとムチの使いどころが絶妙。
湯沢を止めることが出来るのは、今のところ彼だけだ。
テニスの他に空手も齧っており、帯は持っていないがそこそこ強い。
不良に絡まれている女の子を助けた経験あり。
無意識のフェミニストで、ある種紳士。
優しく微笑む姿は立海の天使と称されることもしばしば。笑
仲がいい人には名前に「~君」。
それ以外は苗字に「~さん」、「~君」。
長谷川 拓真(はせがわ たくま) 3年 D1
身長182cm オールラウンダー
利き腕:右
血液型:A
趣味:読書(主に詩集)、短歌や俳句を詠むこと
好きな食べ物:食パン
得意、好きなもの:カードゲーム(特に百人一首、花札、カルタ)
苦手、嫌いなもの:虫系全般
得意科目:古典、現国、地理
苦手科目:美術(絵心が皆無)
好みのタイプ:瞳の綺麗な人。
こげ茶色の真っ直ぐな髪の毛。見た感じもう「真面目です」のオーラを出している。
見た目の通り、真っ直ぐな人物だが、どこか雰囲気が冷ややか。
かなり冷静な性格。ちょっとやそっとじゃ動揺しない。
ちょっと堅物で頑固なところがあるが、根は一途で内なる闘志を秘めている。
立海テニス部の会計。
絵に描いたような優等生だが、絵が保育園児並みのことを微妙に気にしている。
授業で作ったネコをモチーフとした作品は皆から「ナマハゲ」と言われていた。
粘土をいじらせてもかなりアバンギャルドで前衛的な作品が生み出される。
虫が極度に嫌いらしく、動揺はしないものの、目を見開いて無言で後ずさりする。
その様子が面白いので北岡とかによくからかわれる。
基本苗字呼び捨て。
北岡 颯太(きたおか そうた) 3年 D2
身長180cm カウンター・パンチャー
利き腕:右
血液型:O
趣味:格闘技観戦
好きな食べ物:なんでも食べるけど、できれば甘い物がいい。
得意、好きなもの:子供をあやすこと
苦手、嫌いなもの:細かいことを気にする奴。
得意科目:数学
苦手科目:特になし
黒い短い髪の毛の爽やかなメガネ少年。
内面もそれらしく、スッキリ爽やか。裏表がないタイプ。
どちらかというと垂れ目。
いわゆるいいお兄ちゃん。老若男女に好かれる。
彼が歩くと、小動物(っぽい人も含む)がよってくる。(小村とか)
凄いものは例え敵でも後輩でも「凄い」って言う。
ノリも良くて、面倒見もいい
けっこう思慮深い一面もあったり。
そんなところが頼れるお兄さん。だからといって凄い真面目ってわけでもない。
3年に彼女がいて、ラブラブらしい。
大体、誰に対しても苗字呼び捨て。
甘党。コーヒーには角砂糖5個。
小村 弘樹(こむら ひろき) 2年 D2
身長178cm サーブ&ボレーヤー
利き腕:左
血液型:AB
趣味:散歩途中に出会った猫と戯れる。
好きな食べ物:やわらかい食べ物
得意、好きなもの:小動物とか可愛い花とか、そういう癒されるもの
苦手、嫌いなもの:五月蝿い人。無粋な奴。
得意科目:国語、美術
苦手科目:英語、科学
好みのタイプ:お菓子みたいな人(笑)
茶色と金色の中間の髪の毛。全体的に色素が薄い。
顔はもちろん整っているが、目付きが悪い。
なおかつ無愛想なので、初対面の人は恐い人だと誤解する。
本人は睨んでいるつもりはないのだが、女子に恐がられがち。
でも格好いいし、近くよってみると、「あれいい人だ」。
なのでやはり女子に人気がある。
無愛想で無口だが、根暗でも気弱でもない。
どちらかといえばフレンドリー。
目付きが悪いのは、別に不機嫌なわけじゃない。むしろ気は長い方。
地味に好青年。
いわゆる天然入ってる不思議ちゃん。
透のことは「イチゴ(もしくは和菓子系)」、伊織のことは「ヒヨコ」と例える。
かなり独特の感性を持ってる様子。
名前の敬称はカタカナ。
「~センパイ」、「~サン」、「~クン」
うへー・・・2人でお掃除かー・・・
あれ何時間かければ綺麗になるかな・・・
31,5話
・・・・・・さっき見た感じ、掃除用具とかなかったよね・・・探すのも面倒だし。
先輩に聞くしかないか。
武器(掃除用具)を手にするべく、手近にいた男子生徒に声をかける。
「あの、先輩!」
「ん?何?笹本サン」
おお。名前覚えててくれてるよ。
あ、この人さっきいたレギュラーの人だ。
ええと・・・えっと・・・名前は、「小村」先輩か!
何?用事があるなら早く言ってくれない?とでもいうような目で見られる。
す、すいません!好奇心で声かけたわけじゃないんです!!
「すいません。ええと、ホウキと塵取りってあります?」
「あるけど。・・・・・・ああ、あの汚い倉庫を掃除するのか」
「はい。それで掃除用具を借りたいんです」
「・・・ちょっと待ってて」
そう言って、小村先輩(だと思うんだけど)は選手の部室の中から掃除用具をいくつか取り出してくれた。
・・・汚いって認識があるなら掃除しろよ!!!
っていうか、今「倉庫」って言ったよなこの人。言ったよな!
やっぱりあの部室、倉庫なんだ・・・。と再認識しつつ掃除用具を受け取る。
あれですか、やっぱり通過儀礼とかいうヤツですか!!
お前らには汚い倉庫がお似合いだぜ!みたいな?(あんまり考えたくない)
「これ・・・二組しかないけど、いい?」
「ありがとうございます小村先輩。貸して貰えるだけで十分です」
そうお礼を言うと、少しだけ目を見開いた。
・・・何か変なこと言ったかな。あ!この人、小村じゃないとか言いますか!?
「・・・もう名前覚えたの?」
「え、はい。レギュラーだけですけど・・・。あの、小村先輩で合ってますよね?」
「合ってる」
「あ、そうですか。よかった!」
「・・・・・・・・・・・・」
「えーと・・・その・・・・・・・っ(めっちゃ見てるー!!)」
「・・・・・・・・・・・・」
こ、この人、優しいけど目付きとか態度がちょっと・・・恐いっていうか・・・特殊!!
そして沈黙が痛い!!
ジーッと睨まれてるような、観察するような瞳で見られる。
目と目が合ったままだが、視線を外すタイミングを見失ってしまった。
空気が妙に重く感じる。
先輩の、ちょっとねこっ毛混じりの髪が風にのってサラサラと揺れる。
・・・色素薄いなあ・・・。
金髪のような、茶色のような・・・。麦の色っていうのか。
日の光でキラキラと輝いている。
(毎日お手入れしてるのかなー・・・)
なんてどうでもいい現実逃避が始まりそうになったとき、
「よっ!何楽しそうに話してんの?」
楽しそう!?これが楽しそうに見えるのか!?
気のよさそうな人がどーんと小村先輩に圧し掛かってきた。確かこの人もレギュラーだ。
ええと・・・
「なんスか北岡センパイ。重いッス・・・」
「いやぁ、お前が何か楽しそうなことしてるから邪魔しに来た」
私が思い出す前に小村先輩が名前を言ってくれた。
そうだ、北岡先輩だ。3年の。
「掃除用具握り締めちゃって。掃除でもすんの?」
「・・・掃除用具は掃除するためにあるんスよ先輩」
「俺は笹本に聞いてんだっつの!・・・ごめんな。こいつ無愛想で無口で目付き悪いけど、いい奴だから恐がらないでやって!」
「・・・失礼な」
「え?あ、はい・・・。大丈夫です・・・(酷い言われようだなおい)」
そう言うと、ニッコニッコと笑いかけてくる北岡先輩に対し、相変わらず無表情でジッと見つめてくる小村先輩。
・・・ごめん。はっきり言っていい?
こいつらも、顔が整いすぎてて目のやり場に困る!!!
小村先輩は、色素の薄いクールビューティー。
対する北岡先輩は、短い黒髪とメガネが印象的な爽やかお兄さん。って感じだ。
身長は多分どちらも180近くありそう。
顔が赤くなるのを感じて、慌てて話題を変える。
「えっと・・・先輩達は・・・その、仲いいんですね」
「あ?そう見える?俺こいつとはダブルスやってんのね。だからじゃない?」
「仲・・・いいんスかね?」
「おい!!!」
逆に北岡先輩に聞く小村先輩。なんだこいつら、漫才コンビか。
小村先輩は・・・無愛想で無口で目付き悪い。・・・らしいけど、これだけはわかる。
(・・・この人、天然だ!!)
妙な確信を得た私だった。
とにかく見かけに反して、恐い先輩ではないようだ。
いや、むしろフレンドリー?
・・・チラと時計を見ると、結構話し込んでいる。
「あ、すいませんこんなに話し込んじゃって!貴重な先輩の練習時間を・・・」
「いいっていいって、こいつも俺も休憩時間だし」
「ッス」
「それなら、よかった・・・。では、この掃除用具借りますね」
「うん。・・・あ、そうだ。それ一組はゴルフ部のなんだよね。終わったらそのまま返してきてもらっていい?」
「あ、はい。いいですけど」
「ありがとう!じゃ、掃除頑張って!秋原にもよろしく!」
「・・・じゃあ」
そう言って、先輩2人は部室の中に消えていった。
ゴルフ部のって・・・・
(借りパクかい!!借りたらちゃんと返せよ!!!)
そうだ、こいつら中学生だったんだよ・・・。と思い出した。
ここに弦一郎がいたら、多分先輩と言えど説教始めたかもしれないな・・・。
伊織の私を呼ぶ声が聞こえた。
「透ー?」
「あ、うん!今行くー!!」
よし、掃除開始だ!!!
「・・・・・・あの子達さ。どうよ?」
「なにがッスか」
笹本と別れた後、部室で小村に思わず話しかける。
「何が。ってあの子達どう思うかってこと!」
「先輩はどうなんスか」
「・・・いいと思うね。・・・だって初日から掃除やろうとしたマネなんていなかったしさ」
ドリンクの好みとかさ。
だって、普通は適当な濃さで1種類作るくらいじゃん?
まあ、こっちも作って貰ってるわけだし文句言えないしさ。
でも、あの子達は俺達のことよく考えてくれてるし、何よりやる気が感じられる。
「それって凄いことじゃね?」
「まぁ・・・」
「しかも可愛いし!」
「・・・・・・・・・・・・彼女サンに言うッスよ」
「ああもう!やめろっつーの!可愛いもんは可愛いんだから!後輩っつーのは皆可愛いんだから!」
「そうッスか」
タオルで汗を拭きながら新しいマネージャーについて考える。
5人もいるんだよな。・・・そういや、後の3人はどうしたんだろうな。
「それにしてもお前さ、結構笹本のこと気に入った?」
「・・・・・・・・・」
「照れんな照れんな!お前が女子と話してるの、俺あんまり見たことねえし」
小村の背中をバシバシと叩くと、痛いッスよ。と返ってきた。
こいつ本当面白いよな。
「逃げなかったから、いいヤツだな・・・と思って」
「・・・ああ。お前本当、目付き悪いもんな。大抵の女子は一睨みで逃げる」
「別に睨んでるわけじゃないんスけど・・・。あれッスよね・・・」
そう言って小村が言いかけた。
今日は珍しく饒舌だ。そんなに笹本が気に入ったんだろうか。
「イチゴっぽいッスよね」
「・・・は?笹本が?」
「なんか、こう・・・それっぽくないッスか?それか和菓子系」
駄目だ。こいつの不思議発言には毎回のことだがついていけない。
「・・・じゃあ秋原は?」
「・・・ヒヨコっぽい」
・・・・・・ヒヨコ?
(いや、ヒヨコはお前だろ!!生まれたてのヒヨコみたいな色素しやがって!!)
「他の3人は?・・・えーと、なんだっけ」
「桃月、島崎、山川」
「おお、それだ。お前よく覚えてたな」
「俺、人の名前覚えるの得意なんス。・・・彼女らは、あれッスね。マーブルチョコみたいな・・・」
「・・・・・・その心は?」
「可愛いのは色だけで、表面割ると中身一緒」
「なるほど」
こいつはこいつで、いろいろ思うところがあるらしい。
何にせよ、笹本と秋原の2人は、俺もこいつも好印象って感じだ。
うちの部長なんて、必要以上にニッコニッコしてて気持ち悪い。
「・・・そろそろ練習するか。湯沢に怒られそうだ」
この一週間で、新入生の何人が脱落するだろう。
骨のある1年はいるだろうか。
とりあえず1週間、様子見てやろうじゃねえの!
「・・・楽しみだな小村」
「ッス」
【終】
なんか・・・自分でも何が書きたかったんだかwwwww
小村先輩、本当天然っていうか、不思議系になった!!
ゴメンこんなはずでは!!!おかしいな\(^q^)/
こんな勝手に先輩つくっていいのかな(笑)
あれ何時間かければ綺麗になるかな・・・
31,5話
・・・・・・さっき見た感じ、掃除用具とかなかったよね・・・探すのも面倒だし。
先輩に聞くしかないか。
武器(掃除用具)を手にするべく、手近にいた男子生徒に声をかける。
「あの、先輩!」
「ん?何?笹本サン」
おお。名前覚えててくれてるよ。
あ、この人さっきいたレギュラーの人だ。
ええと・・・えっと・・・名前は、「小村」先輩か!
何?用事があるなら早く言ってくれない?とでもいうような目で見られる。
す、すいません!好奇心で声かけたわけじゃないんです!!
「すいません。ええと、ホウキと塵取りってあります?」
「あるけど。・・・・・・ああ、あの汚い倉庫を掃除するのか」
「はい。それで掃除用具を借りたいんです」
「・・・ちょっと待ってて」
そう言って、小村先輩(だと思うんだけど)は選手の部室の中から掃除用具をいくつか取り出してくれた。
・・・汚いって認識があるなら掃除しろよ!!!
っていうか、今「倉庫」って言ったよなこの人。言ったよな!
やっぱりあの部室、倉庫なんだ・・・。と再認識しつつ掃除用具を受け取る。
あれですか、やっぱり通過儀礼とかいうヤツですか!!
お前らには汚い倉庫がお似合いだぜ!みたいな?(あんまり考えたくない)
「これ・・・二組しかないけど、いい?」
「ありがとうございます小村先輩。貸して貰えるだけで十分です」
そうお礼を言うと、少しだけ目を見開いた。
・・・何か変なこと言ったかな。あ!この人、小村じゃないとか言いますか!?
「・・・もう名前覚えたの?」
「え、はい。レギュラーだけですけど・・・。あの、小村先輩で合ってますよね?」
「合ってる」
「あ、そうですか。よかった!」
「・・・・・・・・・・・・」
「えーと・・・その・・・・・・・っ(めっちゃ見てるー!!)」
「・・・・・・・・・・・・」
こ、この人、優しいけど目付きとか態度がちょっと・・・恐いっていうか・・・特殊!!
そして沈黙が痛い!!
ジーッと睨まれてるような、観察するような瞳で見られる。
目と目が合ったままだが、視線を外すタイミングを見失ってしまった。
空気が妙に重く感じる。
先輩の、ちょっとねこっ毛混じりの髪が風にのってサラサラと揺れる。
・・・色素薄いなあ・・・。
金髪のような、茶色のような・・・。麦の色っていうのか。
日の光でキラキラと輝いている。
(毎日お手入れしてるのかなー・・・)
なんてどうでもいい現実逃避が始まりそうになったとき、
「よっ!何楽しそうに話してんの?」
楽しそう!?これが楽しそうに見えるのか!?
気のよさそうな人がどーんと小村先輩に圧し掛かってきた。確かこの人もレギュラーだ。
ええと・・・
「なんスか北岡センパイ。重いッス・・・」
「いやぁ、お前が何か楽しそうなことしてるから邪魔しに来た」
私が思い出す前に小村先輩が名前を言ってくれた。
そうだ、北岡先輩だ。3年の。
「掃除用具握り締めちゃって。掃除でもすんの?」
「・・・掃除用具は掃除するためにあるんスよ先輩」
「俺は笹本に聞いてんだっつの!・・・ごめんな。こいつ無愛想で無口で目付き悪いけど、いい奴だから恐がらないでやって!」
「・・・失礼な」
「え?あ、はい・・・。大丈夫です・・・(酷い言われようだなおい)」
そう言うと、ニッコニッコと笑いかけてくる北岡先輩に対し、相変わらず無表情でジッと見つめてくる小村先輩。
・・・ごめん。はっきり言っていい?
こいつらも、顔が整いすぎてて目のやり場に困る!!!
小村先輩は、色素の薄いクールビューティー。
対する北岡先輩は、短い黒髪とメガネが印象的な爽やかお兄さん。って感じだ。
身長は多分どちらも180近くありそう。
顔が赤くなるのを感じて、慌てて話題を変える。
「えっと・・・先輩達は・・・その、仲いいんですね」
「あ?そう見える?俺こいつとはダブルスやってんのね。だからじゃない?」
「仲・・・いいんスかね?」
「おい!!!」
逆に北岡先輩に聞く小村先輩。なんだこいつら、漫才コンビか。
小村先輩は・・・無愛想で無口で目付き悪い。・・・らしいけど、これだけはわかる。
(・・・この人、天然だ!!)
妙な確信を得た私だった。
とにかく見かけに反して、恐い先輩ではないようだ。
いや、むしろフレンドリー?
・・・チラと時計を見ると、結構話し込んでいる。
「あ、すいませんこんなに話し込んじゃって!貴重な先輩の練習時間を・・・」
「いいっていいって、こいつも俺も休憩時間だし」
「ッス」
「それなら、よかった・・・。では、この掃除用具借りますね」
「うん。・・・あ、そうだ。それ一組はゴルフ部のなんだよね。終わったらそのまま返してきてもらっていい?」
「あ、はい。いいですけど」
「ありがとう!じゃ、掃除頑張って!秋原にもよろしく!」
「・・・じゃあ」
そう言って、先輩2人は部室の中に消えていった。
ゴルフ部のって・・・・
(借りパクかい!!借りたらちゃんと返せよ!!!)
そうだ、こいつら中学生だったんだよ・・・。と思い出した。
ここに弦一郎がいたら、多分先輩と言えど説教始めたかもしれないな・・・。
伊織の私を呼ぶ声が聞こえた。
「透ー?」
「あ、うん!今行くー!!」
よし、掃除開始だ!!!
「・・・・・・あの子達さ。どうよ?」
「なにがッスか」
笹本と別れた後、部室で小村に思わず話しかける。
「何が。ってあの子達どう思うかってこと!」
「先輩はどうなんスか」
「・・・いいと思うね。・・・だって初日から掃除やろうとしたマネなんていなかったしさ」
ドリンクの好みとかさ。
だって、普通は適当な濃さで1種類作るくらいじゃん?
まあ、こっちも作って貰ってるわけだし文句言えないしさ。
でも、あの子達は俺達のことよく考えてくれてるし、何よりやる気が感じられる。
「それって凄いことじゃね?」
「まぁ・・・」
「しかも可愛いし!」
「・・・・・・・・・・・・彼女サンに言うッスよ」
「ああもう!やめろっつーの!可愛いもんは可愛いんだから!後輩っつーのは皆可愛いんだから!」
「そうッスか」
タオルで汗を拭きながら新しいマネージャーについて考える。
5人もいるんだよな。・・・そういや、後の3人はどうしたんだろうな。
「それにしてもお前さ、結構笹本のこと気に入った?」
「・・・・・・・・・」
「照れんな照れんな!お前が女子と話してるの、俺あんまり見たことねえし」
小村の背中をバシバシと叩くと、痛いッスよ。と返ってきた。
こいつ本当面白いよな。
「逃げなかったから、いいヤツだな・・・と思って」
「・・・ああ。お前本当、目付き悪いもんな。大抵の女子は一睨みで逃げる」
「別に睨んでるわけじゃないんスけど・・・。あれッスよね・・・」
そう言って小村が言いかけた。
今日は珍しく饒舌だ。そんなに笹本が気に入ったんだろうか。
「イチゴっぽいッスよね」
「・・・は?笹本が?」
「なんか、こう・・・それっぽくないッスか?それか和菓子系」
駄目だ。こいつの不思議発言には毎回のことだがついていけない。
「・・・じゃあ秋原は?」
「・・・ヒヨコっぽい」
・・・・・・ヒヨコ?
(いや、ヒヨコはお前だろ!!生まれたてのヒヨコみたいな色素しやがって!!)
「他の3人は?・・・えーと、なんだっけ」
「桃月、島崎、山川」
「おお、それだ。お前よく覚えてたな」
「俺、人の名前覚えるの得意なんス。・・・彼女らは、あれッスね。マーブルチョコみたいな・・・」
「・・・・・・その心は?」
「可愛いのは色だけで、表面割ると中身一緒」
「なるほど」
こいつはこいつで、いろいろ思うところがあるらしい。
何にせよ、笹本と秋原の2人は、俺もこいつも好印象って感じだ。
うちの部長なんて、必要以上にニッコニッコしてて気持ち悪い。
「・・・そろそろ練習するか。湯沢に怒られそうだ」
この一週間で、新入生の何人が脱落するだろう。
骨のある1年はいるだろうか。
とりあえず1週間、様子見てやろうじゃねえの!
「・・・楽しみだな小村」
「ッス」
【終】
なんか・・・自分でも何が書きたかったんだかwwwww
小村先輩、本当天然っていうか、不思議系になった!!
ゴメンこんなはずでは!!!おかしいな\(^q^)/
こんな勝手に先輩つくっていいのかな(笑)
「ほとんど本編と同じなので掲載無しの方向で^^」
うへー・・・2人でお掃除かー・・・
あれ何時間かければ綺麗になるかな・・・
31,5話
「透、道具は持った?」
私は持参したタオルを頭に巻きつつ、コクリと頷いた。
キュッとしめれば何だか気合が入る。
「隣から雑巾と箒と塵取り借りてきたし。完璧!」
「よっしゃ!いざゆかん!!」
伊織の掛け声と共に、ゴミの巣窟。もといマネ部室のドアノブを回す。
ガチャリと音を立てて開けば、相変わらずの惨状が目の前に広がっていた。
「うへーやっぱり汚い」
「だねー」
ドアを開けっ放しにしているせいか、入り口近くの埃がホワホワと舞った。マスクが欲しい。
天井の隅を見やると、クモが我が物顔で巣を張っていた。
この住居人もどうにかしないといけない。
「どこからしようか?」
「まずは上からが掃除の基本!」
「さすが透!と、その前にボトルとか外に出しちゃおう!」
「そうだね。埃かぶってからまた洗うのも面倒だし」
「じゃあ、そのまま出そうか」
上というか・・・天井から?
天井からするには・・・物が邪魔である。
掃除というよりも、まずはここにあるガラクタ達をどこかへやる必要がありそうだ。
伊織が部室にあるカーテンと窓を開けた。
薄暗い部室が急に明るく感じた。ここは蛍光灯も切れている。
差し込む光で室内が照らされて、空中に浮いている埃が更に鮮明に浮かび上がる。
その埃が、窓からの風でいっせいに右往左往した。
(汚い・・・本当に汚い・・・)
その光景を見て、改めてここが汚いと思い知らされる。
「どこから手をつけていいか分んないね」
伊織の言葉に私も深く頷く。
「同感。とりあえずは中にあるもの全部出しちゃいたいかも」
「うーん。でも私たちだけじゃちょっと難しいものもあるよ?」
確かに。
私達2人がかりでやっても動かせそうにない棚なんかもあったりして、これは思ったより骨が折れそうだ。
「伊織、透!」
「ゆっき!」
「あ、精市」
後ろを振り向くと、ドアからひょっこり精市が現れた。
私達の様子を伺いに声をかけたのだろうが、この惨状の前にすっかり固まっている。
(うん・・・まあ、そうなるよね・・・。これはないもんな・・・)
この部室にさっきまで待たされていたことを思い出した。
よく考えたら結構先輩酷いですよ・・・(泣)
「ゆっき!今暇?暇だよね?手伝って!」
これは好機!とばかりに伊織が精市に声をかけた。
マネの仕事を手伝わせるのはちょっと気がひけたけど、これは手伝ってもらわないと終わらない。
今は猫の手も借りたいくらいだ。
「あ、うん。元々何か手伝うつもりで来たから」
「やった!透!ゆっきも手伝ってくれるって!」
「本当!?ありがとー!」
「……真田も呼んでくるよ」
そう言って精市は弦一郎を呼びに一旦外に出ていった。
弦一郎も手伝ってくれるなら百人力だ。
「弦一郎も来るなら、重いものは全部任せちゃおう!」
「そうだね」
それにしても、いるものといらないものと分けなければ・・・。
全部外に出したいけれど、棚がどうしても邪魔だ。
「捨てるもの多そうだね」
「…粗大ごみとかってどうすればいいんだっけ?」
そう伊織に質問すれば、伊織も「うーん・・・」と首を捻った。
外に置いておくのも邪魔だしなあ・・・。
2人で首を捻っていると、
「先生に頼んでゴミ回収業者に来てもらえばいいのではないか?」
そう的確な言葉が聞こえた。
あ、そうかなるほど!
・・・って誰?
耳慣れない声に後ろを振り返ると、そこにはおかっぱ頭の子が立っていた。
瞬間目が合う。
いや、合ったのかどうかよくわからない。
なんていっても、その子の眼が開いているのかどうかよくわからないから。
もしかして・・・この子って・・・・・
(デ、デ、デデデデデ、データマン・・・柳・・・!?)
思わぬ人物の出現で、なんだか顔に熱が集中し出した。
(め、めちゃくちゃ可愛い・・・!女の子みたい・・・!!)
伊織も何だか動揺しているのが見えた。
必死で笑みを噛み殺そうとしているようだった。私もそうだ。
「伊織も透も、何してるの?」
「ぅおっ!」
「ふぉ!」
弦一郎を呼びに言った精市の一言で我に返る。
(いかんいかん・・・。つい、思考がどこか飛んでたよ・・・)
?マークをつけた精市が私達の顔を見る。
そこにいるおかっぱ君に見入ってました。とか言えない。
「べ、別に何もしてないよ!ね、透!」
「うん!別に、何もっ?」
私達の挙動の怪しさに、不審そうな顔をする精市。
その光景を無言で観察する柳。
何だか微妙な空気が流れる。
「お前達何を突っ立てるんだ。入れぬではないか」
弦一郎がこの微妙な空気を破ってくれた。
さすがです弦一郎。グッジョブ!
伊織もすかさず弦一郎の言葉に追随する。
「あ、弦一郎!ちょうど良かった!さあ、手伝ってくれたまえ!」
「あ?ああ、部屋を掃除するのだったな。重いものは持とう。どれだ?」
「ありがとう!…じゃあ、この段ボールと、これと、それと、棚の上にあるやつをお願い」
「うむ」
「あ、ゆっきも、これと、あの箱とかお願いね!」
「あ、うん、わかった」
私達の流れるような誘導トークで、その場を切り抜けた。
ふ・・・大人って汚いもんなんだぜ・・・!(何)
切り込んだ伊織ナイスすぎる。
とりあえず、掃除開始だ。
まず手近にあるものをどんどん外に出していく。
やはり量が半端じゃない。
ダンボールも一つ一つが重かったり軽かったり様々だ。
「あ、透、ウォータージャグ発見ー!」
「お!それ使えるね!こっちは、バケツ見つけた。……だめだこれ。底抜けしてる」
「底抜けとか、どんなことしたらそうなるんだよ!」
私達が発掘作業をしている間、精市と弦一郎は邪魔だと思われる荷物を黙々と外に出す。
手近な物はもうほとんど外に出た。さすが仕事が早い。
(そういえば・・・柳はどうしたかな・・・)
柳の姿が見えないので、帰ったかな?と思い後ろを振り返った。
やっぱり柳の姿は見えない。
帰ったか、もしくは自主練でもしているのだろう。と考えてまた作業に戻ると、柳の声が聞こえた。
「どうだ、進んでいるか?」
「見ての通りだよ。全然進まない」
戻ってきた柳の声に伊織が背中を向けたまま返事をする。
柳も手伝ってくれるのか。なんといい子だ!と、そちらに顔を向けたら、また新たな人物達が現れた。
「おお、こりゃまた凄いもんじゃのぅ」
「うへー、汚ねぇ」
「これ4人で片付けるのか?」
部屋の有り様に3種類の言葉が吐かれた。
柳が連れてきたであろう3人に私も伊織も思わず目を丸くする。
・・・・銀髪に、赤髪に・・・ボウズ頭・・・。
もしかしなくても・・・・
・・・・仁王に、丸井に・・・ジャッカル・・・?
あまりの怒涛の出来事に頭の処理が追いつかない。
「俺たちも手伝おう」
「そうじゃのぅ、同じ1年のよしみじゃし」
「しょうがねぇな!」
「そうだな、やるか」
目をパチパチさせているうちに4人の意見はまとまったみたいで。
何やら手伝ってくれるようだ。
渡りに船とはこのことだ。非常にありがたい。
「・・・で?俺達はどうすればいい?」
「え!?あ、じゃあ・・・、同じように物をどんどん出していって貰えるかな?」
「おう!まっかせろぃ!」
「結構時間かかりそうじゃの」
「そうだな。パッパとやるか」
「あ、大きい棚とか、あまり重い物は難しそうだったら無理しないで。手首とか傷めたら大変だし」
「うん。手伝ってもらって言うのも難だけど、みんな選手なんだし体は大切にしてね」
そう私達が言うと、弦一郎や精市を含め、みんな少し驚いたような顔をして、それからニコリと笑った。
「ああ、気をつけよう」
「おう」
「OK。わかってるって」
「了解ナリ」
「フフ・・・ありがとう。2人とも相変わらずだね」
「まったくだ」
そう言って精市と弦一郎が顔を見合わせると、私達の頬も自然と緩んだ。
「「・・・じゃあ、みんなよろしくお願いします!」」
「「「「「「おう!」」」」」」
掃除、何か俄然やる気になってきたぞー!!!
【続】
ちょっといろいろセリフとか変えてスンマソン^^;;
藤のをベースにいろいろ足したり引いたりしました。
呼んでて思ったんだけど、藤の話のテンポがちょっと悪いのって情景描写が少ないせいじゃないかな。とか思った^^^^^^^
テンポ悪いっていうか、テンポ早いって感じかも。
でも、物語の大筋は凄い好きだwwwww
本当、片付けしてるー\(^0^)/って感じで。立海と掃除したいよハアハア
会話の間とかに適当に描写いれるとテンポよくなる気がするよ。
読み応えもあるし(^ω^)(その分書き応えもあるけど笑)
私は結構、勢いで全部書いちゃわないで、長め長めに書くようにしてるんだけどね(●´∀`●)
32話も楽しみです^^
個人的には、外と中と行ったり来たりしてる間に、
ゴルフ部見学とか終わった柳生が見に来て、声をかけて、惨状を見て違う部活だけど手伝ってくれたらいいなーとか勝手に思ってたよwwwwwww
それでみんなと仲良くなる的な。特に仁王^^
・・・とまあ何かあったらメールとかしちくり~(^^)ノ
うへー・・・2人でお掃除かー・・・
あれ何時間かければ綺麗になるかな・・・
31,5話
「透、道具は持った?」
私は持参したタオルを頭に巻きつつ、コクリと頷いた。
キュッとしめれば何だか気合が入る。
「隣から雑巾と箒と塵取り借りてきたし。完璧!」
「よっしゃ!いざゆかん!!」
伊織の掛け声と共に、ゴミの巣窟。もといマネ部室のドアノブを回す。
ガチャリと音を立てて開けば、相変わらずの惨状が目の前に広がっていた。
「うへーやっぱり汚い」
「だねー」
ドアを開けっ放しにしているせいか、入り口近くの埃がホワホワと舞った。マスクが欲しい。
天井の隅を見やると、クモが我が物顔で巣を張っていた。
この住居人もどうにかしないといけない。
「どこからしようか?」
「まずは上からが掃除の基本!」
「さすが透!と、その前にボトルとか外に出しちゃおう!」
「そうだね。埃かぶってからまた洗うのも面倒だし」
「じゃあ、そのまま出そうか」
上というか・・・天井から?
天井からするには・・・物が邪魔である。
掃除というよりも、まずはここにあるガラクタ達をどこかへやる必要がありそうだ。
伊織が部室にあるカーテンと窓を開けた。
薄暗い部室が急に明るく感じた。ここは蛍光灯も切れている。
差し込む光で室内が照らされて、空中に浮いている埃が更に鮮明に浮かび上がる。
その埃が、窓からの風でいっせいに右往左往した。
(汚い・・・本当に汚い・・・)
その光景を見て、改めてここが汚いと思い知らされる。
「どこから手をつけていいか分んないね」
伊織の言葉に私も深く頷く。
「同感。とりあえずは中にあるもの全部出しちゃいたいかも」
「うーん。でも私たちだけじゃちょっと難しいものもあるよ?」
確かに。
私達2人がかりでやっても動かせそうにない棚なんかもあったりして、これは思ったより骨が折れそうだ。
「伊織、透!」
「ゆっき!」
「あ、精市」
後ろを振り向くと、ドアからひょっこり精市が現れた。
私達の様子を伺いに声をかけたのだろうが、この惨状の前にすっかり固まっている。
(うん・・・まあ、そうなるよね・・・。これはないもんな・・・)
この部室にさっきまで待たされていたことを思い出した。
よく考えたら結構先輩酷いですよ・・・(泣)
「ゆっき!今暇?暇だよね?手伝って!」
これは好機!とばかりに伊織が精市に声をかけた。
マネの仕事を手伝わせるのはちょっと気がひけたけど、これは手伝ってもらわないと終わらない。
今は猫の手も借りたいくらいだ。
「あ、うん。元々何か手伝うつもりで来たから」
「やった!透!ゆっきも手伝ってくれるって!」
「本当!?ありがとー!」
「……真田も呼んでくるよ」
そう言って精市は弦一郎を呼びに一旦外に出ていった。
弦一郎も手伝ってくれるなら百人力だ。
「弦一郎も来るなら、重いものは全部任せちゃおう!」
「そうだね」
それにしても、いるものといらないものと分けなければ・・・。
全部外に出したいけれど、棚がどうしても邪魔だ。
「捨てるもの多そうだね」
「…粗大ごみとかってどうすればいいんだっけ?」
そう伊織に質問すれば、伊織も「うーん・・・」と首を捻った。
外に置いておくのも邪魔だしなあ・・・。
2人で首を捻っていると、
「先生に頼んでゴミ回収業者に来てもらえばいいのではないか?」
そう的確な言葉が聞こえた。
あ、そうかなるほど!
・・・って誰?
耳慣れない声に後ろを振り返ると、そこにはおかっぱ頭の子が立っていた。
瞬間目が合う。
いや、合ったのかどうかよくわからない。
なんていっても、その子の眼が開いているのかどうかよくわからないから。
もしかして・・・この子って・・・・・
(デ、デ、デデデデデ、データマン・・・柳・・・!?)
思わぬ人物の出現で、なんだか顔に熱が集中し出した。
(め、めちゃくちゃ可愛い・・・!女の子みたい・・・!!)
伊織も何だか動揺しているのが見えた。
必死で笑みを噛み殺そうとしているようだった。私もそうだ。
「伊織も透も、何してるの?」
「ぅおっ!」
「ふぉ!」
弦一郎を呼びに言った精市の一言で我に返る。
(いかんいかん・・・。つい、思考がどこか飛んでたよ・・・)
?マークをつけた精市が私達の顔を見る。
そこにいるおかっぱ君に見入ってました。とか言えない。
「べ、別に何もしてないよ!ね、透!」
「うん!別に、何もっ?」
私達の挙動の怪しさに、不審そうな顔をする精市。
その光景を無言で観察する柳。
何だか微妙な空気が流れる。
「お前達何を突っ立てるんだ。入れぬではないか」
弦一郎がこの微妙な空気を破ってくれた。
さすがです弦一郎。グッジョブ!
伊織もすかさず弦一郎の言葉に追随する。
「あ、弦一郎!ちょうど良かった!さあ、手伝ってくれたまえ!」
「あ?ああ、部屋を掃除するのだったな。重いものは持とう。どれだ?」
「ありがとう!…じゃあ、この段ボールと、これと、それと、棚の上にあるやつをお願い」
「うむ」
「あ、ゆっきも、これと、あの箱とかお願いね!」
「あ、うん、わかった」
私達の流れるような誘導トークで、その場を切り抜けた。
ふ・・・大人って汚いもんなんだぜ・・・!(何)
切り込んだ伊織ナイスすぎる。
とりあえず、掃除開始だ。
まず手近にあるものをどんどん外に出していく。
やはり量が半端じゃない。
ダンボールも一つ一つが重かったり軽かったり様々だ。
「あ、透、ウォータージャグ発見ー!」
「お!それ使えるね!こっちは、バケツ見つけた。……だめだこれ。底抜けしてる」
「底抜けとか、どんなことしたらそうなるんだよ!」
私達が発掘作業をしている間、精市と弦一郎は邪魔だと思われる荷物を黙々と外に出す。
手近な物はもうほとんど外に出た。さすが仕事が早い。
(そういえば・・・柳はどうしたかな・・・)
柳の姿が見えないので、帰ったかな?と思い後ろを振り返った。
やっぱり柳の姿は見えない。
帰ったか、もしくは自主練でもしているのだろう。と考えてまた作業に戻ると、柳の声が聞こえた。
「どうだ、進んでいるか?」
「見ての通りだよ。全然進まない」
戻ってきた柳の声に伊織が背中を向けたまま返事をする。
柳も手伝ってくれるのか。なんといい子だ!と、そちらに顔を向けたら、また新たな人物達が現れた。
「おお、こりゃまた凄いもんじゃのぅ」
「うへー、汚ねぇ」
「これ4人で片付けるのか?」
部屋の有り様に3種類の言葉が吐かれた。
柳が連れてきたであろう3人に私も伊織も思わず目を丸くする。
・・・・銀髪に、赤髪に・・・ボウズ頭・・・。
もしかしなくても・・・・
・・・・仁王に、丸井に・・・ジャッカル・・・?
あまりの怒涛の出来事に頭の処理が追いつかない。
「俺たちも手伝おう」
「そうじゃのぅ、同じ1年のよしみじゃし」
「しょうがねぇな!」
「そうだな、やるか」
目をパチパチさせているうちに4人の意見はまとまったみたいで。
何やら手伝ってくれるようだ。
渡りに船とはこのことだ。非常にありがたい。
「・・・で?俺達はどうすればいい?」
「え!?あ、じゃあ・・・、同じように物をどんどん出していって貰えるかな?」
「おう!まっかせろぃ!」
「結構時間かかりそうじゃの」
「そうだな。パッパとやるか」
「あ、大きい棚とか、あまり重い物は難しそうだったら無理しないで。手首とか傷めたら大変だし」
「うん。手伝ってもらって言うのも難だけど、みんな選手なんだし体は大切にしてね」
そう私達が言うと、弦一郎や精市を含め、みんな少し驚いたような顔をして、それからニコリと笑った。
「ああ、気をつけよう」
「おう」
「OK。わかってるって」
「了解ナリ」
「フフ・・・ありがとう。2人とも相変わらずだね」
「まったくだ」
そう言って精市と弦一郎が顔を見合わせると、私達の頬も自然と緩んだ。
「「・・・じゃあ、みんなよろしくお願いします!」」
「「「「「「おう!」」」」」」
掃除、何か俄然やる気になってきたぞー!!!
【続】
ちょっといろいろセリフとか変えてスンマソン^^;;
藤のをベースにいろいろ足したり引いたりしました。
呼んでて思ったんだけど、藤の話のテンポがちょっと悪いのって情景描写が少ないせいじゃないかな。とか思った^^^^^^^
テンポ悪いっていうか、テンポ早いって感じかも。
でも、物語の大筋は凄い好きだwwwww
本当、片付けしてるー\(^0^)/って感じで。立海と掃除したいよハアハア
会話の間とかに適当に描写いれるとテンポよくなる気がするよ。
読み応えもあるし(^ω^)(その分書き応えもあるけど笑)
私は結構、勢いで全部書いちゃわないで、長め長めに書くようにしてるんだけどね(●´∀`●)
32話も楽しみです^^
個人的には、外と中と行ったり来たりしてる間に、
ゴルフ部見学とか終わった柳生が見に来て、声をかけて、惨状を見て違う部活だけど手伝ってくれたらいいなーとか勝手に思ってたよwwwwwww
それでみんなと仲良くなる的な。特に仁王^^
・・・とまあ何かあったらメールとかしちくり~(^^)ノ
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