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20090124設置
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あれから慌しく一週間が過ぎた。
伊織は元より、残りの3人の女の子ともそれなりに話すようになって。
話してみたら結構いい子達だった。

(見た目だけで判断するのってよくないよね。うん)

見た目がギャルっぽいとはいえ、なかなか手際もよいし、やっぱり2人より5人の方がいい。
それに、中学最初の女の子の友達と言えなくもない。
ちょっとミーハーなところもあるけど、3人とも、まあ、まだ若いししょうがないよね。




35話




「ね。笹本さんは誰がタイプ?」
「へ?」


ウォータージャグを洗っているときに、急に桃月さんから話が振られた。
桃月さんは、あの3人の中ではリーダーって感じで、中学生なのに髪の毛もきちんとブローされてるわ、ほんのり化粧はしてるわ、爪だってピッカピカで外見にとても気を使ってるのがわかる。
水道の蛇口を閉めながら声の方を向けば、コンクリートの上に座ってクルクルと毛先をいじってる桃月さんと、同じく休憩中の島崎さんが見えた。


「えーと・・・何の話?」
「決まってんじゃん!恋バナ!テニスの中では笹本さんは誰が好き?」
「い、いやぁ・・・誰が好きと言われても・・・・・・」
「えー?じゃあ誰が気になる?私はぁ~・・・やっぱり湯沢部長かなぁ~」
「夏見面食い~。私的には、幸村くんとか格好いいと思うんだけどー」
「だよね!っていうかー、幸村くんもいいけど、仁王くんも超格好いいよね!」
「わかるー!!・・・私、今日仁王くんにちょっと声かけてみようかなー」
「あ、京子ずるい!じゃあ私は部長にタオル持っていくときにお話してみよっと」


・・・・・・・・・・・・

(・・・会話についていけない・・・・・・)



若さ特有のエネルギーというか、テンションというか・・・。
私にもこんな若々しいフレッシュな時代があったはずなのに・・・・・・。


「・・・・・・これがジェネレーション・ギャップってやつ?」
「は?何が?」
「いや、何も・・・。うん、タオル・・・頑張ってね」
「うん、まあ頑張るけど・・・。つか笹本さんって何気に面白いよね」


いや、オバさんはアンタらの方が絶対面白いと思うよ。




洗ったボトルとジャグに新しくドリンクを作って部屋に戻ると、タオルを取り込んでいた伊織と山川さんがいた。
日光によく当てておいたタオルはふっかふかのもふもふだ。レギュラー用のボトルとタオルをカゴに入れる。



「じゃあ今日も、ジャンケンして担当決めよ!」

桃月さんがジャンケンを促す。
誰が誰にタオルやドリンクを持っていくか。というジャンケン。
若いなあ・・・。


「秋原さんと笹本さんはジャンケンしない?」
「うん。私達はこっちのジャグとか持っていくから」
「レギュラーはよろしく」


一喜一憂しながらジャンケンに興じる3人

誰が誰に渡してもいいじゃん・・・・・・とか思っちゃうんだけど。まあ、でもこういうのにときめいたりするのが乙女ってやつなのかな・・・。
オバさんはもうそういった意味じゃ枯れてるわ・・・。


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